全国退女教会長 北村典子
全国退女教の総会で古賀ちかげさんにごあいさついただきました。
「全国をまわらせていただく中で学校現場の厳しい状況をたくさん聞いてきました。この状況を何とかしたい、全国の声を国に届けて変えていく仕事をしたい、と強く思っています」
古賀さんは、採用試験を受けながら臨採として学校で働くなかで、常に「3月以降また働けるのか」と不安に思っていたこと、「なぜ同じ仕事をしているのに賃金や休暇などが大きく違うのか」と思っていたこと、それでも子どもが好きだったので仕事はやめたくなかった、そんなとき「組合に入らない?」と声をかけていただき初めて「おかしいことは言っていいんだ」「声を上げていくことで変えることができるんだ」と先輩組合員に励ましてもらったそうです。
正規採用になってからも、学校は本当に時間的な余裕がなく厳しい職場で、子どもたちと過ごす時間がない、体調を悪くして辞めていく方もいる、この状況はどうしようもないのだろうかと思っていたそうです。そして、そのためには制度や政策など社会のしくみを変えなければと思うようになっていったと話されました。
また、男女間の賃金格差や育休をはじめとした権利など、女性の声で変えてきたこともたくさんあるけれどまだまだ変えなくてはいけないことがあって、そのためには女性の声が必要だと熱い思いを語られました。
全国のみなさん、ぜひ古賀ちかげさんに会ってお話を聞いてください。古賀ちかげさんを知ってください。